3日坊主の日記帳〜地獄の社畜編〜

日々の雑感。140字では伝えきれないことを書こうかと。※ブログ名改題しました。

小銭

誰にも、「収集癖」というものはあると思います。

プラモデルだったり、カードゲームのレアカードだったり、
一昔前ならスナックのマッチとか。

大なり小なり、お金のかかるものからそうでないものまで、
なんとなく集めてしまう、そんなものってありませんか?

おいらは基本的にコレクターの素養はなく、
だいぶオタクっぽい生活を送っていますが、部屋にはプラモデルも、
フィギュアも、ポスターさえもない、という
無機質というか素っ気ない自宅の部屋になっています。

そんなおいらですが、収集癖と呼べそうなものが一つだけあります。

それは「硬貨集め」。
これは例えば切手のように「各国の切手が〜」というようなレアリティを
追い求めるものではなくて、
単純に10円玉とか100円玉をたくさん集めているだけです。

いや、常に手元にないと怖い、というべきでしょうか。

この、ある種強迫神経症のような収集癖は、
趣味であるサイクリングから生まれました。

8月の、日差しの強い日のこと。

おいらは千葉の山の中を、日中クソ暑いにもかかわらず
サイクリングをしていました。

田舎なので周りにあるのは田んぼか雑木林か山のみ。
夏の暑さにやられてきて、冷たい飲み物を飲まないと熱中症になる!と
焦り始めたその時。

自動販売機がおかれているのを発見しました。

これ幸い、天の助け!と近寄りポカリスエットでも買おうと財布に手を取ったその時。
背筋が一瞬凍りました。

よく見ると「つり銭切れ」の赤ランプが。
これってひょっとしたら、金額ぴったりじゃないと購入できないんじゃ?

慌てて財布を探ると、奇跡的に小銭がぴったりあるではありませんか。
冷や汗なのか夏の暑さで滴る汗なのか。
ぬぐいながらなんとか無事にジュースを購入できたのでした。

この一件があって以来、サイクリングに出かけるときは常に
100円玉1枚以上、10円玉4枚以上を持ち歩くようになりました。

そうすると、常に財布の中は小銭で満たしておかないと、
サイクリングに出かけるときに必要な小銭が確保できません。

したがって、おいらの財布の中は小銭でいつもパンパンです。
あまりにも入れすぎて財布が膨らんでしまうので適宜使ってはいるのですが、
気がついたらどえらい量になっていて財布がしまらなくなる、というのが悩みです。

最近ではIDやSuicaといった電子マネーが普及していて、余計硬貨を使う機会が少なくなっています。

なので、小銭は溜まる一方、減る機会はほとんどなし、というのが最近の情勢になってきました。

電子マネーは確かに便利ですが、まだ現金しか使えないお店、自動販売機は山ほどあります。
ほんとなら電子マネーしか持たなければ財布もとても軽くて助かるのですが、
万が一、サイクリングでへろへろになった時のことを考えるとまだまだ電子マネーオンリーとはできません。

持ち歩くのが不便だがなければないで困る、おいらにとってそんな存在の小銭。
厄介者ですが、まだまだお世話になりそうです。