サンタクロースは、頭は子供なオトナに何をプレゼントする?
気がつけば、クリスマスまであと1週間。
子供の頃こそ「クリスマス!」とはしゃいでいたものですが、
とうの昔に卒業したおいらからすれば、「今年ももう終わりかー」という気持ちの方が強く、
年末までのラストスパートで地獄をみるのが目に見えているので、
「例年ならば」ため息しか出ない時期です。
しかし今年は違います。
休職中のため、師走という感じにあちこちと走り回っている感覚はなく、
調子に左右されるものの比較的穏やかな日々が続いています。
おそらくクリスマス、そして年末もこのまま突入するでしょう。
そうすると、悩ましくなってくるのが「物欲」。
今年は、なんとなくうつになった、というより
できることは全て行い、精魂尽きてうつになった感じであるので、
(本来なら5月に落ちているところを12月まで持たせたので、よく頑張ったと自分を褒めたい)
ご褒美になにかほしいなーと思ってしまいます。
特に、今年は色々と横槍の入った一年。
あれしたいなーこれしたいなーと思っていたのに仕事の関係で思うように消化できなかった。
そして仕事自体も、割り込み案件が多くうまく進まなかった。
そんな鬱憤が溜まりに溜まったため、「あれがしたいー!これがほしいー!」という、
抑圧された分とても強い物欲があれやこれやと襲ってきて落ち着きません。
もはやこれは衝動ですので、衝動買いしないように一つ一つ用途を再確認し、価格をきちんと調べ、
どれぐらいのものであれば購入できるかじっくり検討しながら、なんとか抑えている感じです。
まるで、デパートのおもちゃ売り場でじっと動かなくなった子供と何も変わりません。
こうして、「身体はオトナ、頭は子供」なオトナが出来上がってしまったわけです。
むしろ、ヘタにお財布を持っている分歯止めが効かないためたちが悪いですが。
ただ、今年は本当に辛抱に辛抱を重ねたので(最後重ねきれませんでしたが…)、
多少甘やかしてもいいんじゃないかと思っています。
サンタクロースがいたらなにかプレゼントしてくれるかなー?とも思いますが、
多分、何もプレゼントしてくれないと思います。
いや、もうプレゼントされているかもしれません。
それは、自分のことを考えられる時間。
これだけ物欲で悩むことができる時間。
これがどれだけ尊いことか、というのは今年1年をすごして身に沁みました。
あまりにも自分のことを置き去りにして突っ走った約365日。
仕事も復帰のめどがまだ立たず、残してきた仕事のこととか、
これからのこととか、今の自分の不甲斐なさとか不安な要因はたくさんあります。
でも、せっかくいただいたこのプレゼント、うまく使って休職前と同じ、
いやそれ以上になって戻れるように、1日1日を大切にしていこうと思います。