読書
かつては『書畜』といってもいいくらい本を読んでました。
読書の習慣がついたのは、『学研マンガ』だったと思います。
母が買い与えてくれた一連のシリーズで、最初はあまり興味がなかったのですが、なにかのタイミングで読み始めて、いつしか繰り返し読むように。
刑事ドラマが大好きで、そこからサスペンスドラマときて推理小説の世界に入ることになります。
一番最初に読んだのは、おそらく西村京太郎の十津川警部シリーズ。
しかしこれはあわなくて途中で読むのを辞めた記憶があります。
ストーリーがわかりやすくて、ユーモラス、そして意外なトリックで、だいぶ親しみやすかったです。
並行して、定番の江戸川乱歩・少年探偵団シリーズを小学校で読みあさってました。あの頃の小学校には、必ずといっていいくらい図書室においてありましたよね。
人生で一番はまりました。
当時刊行されていた本は駆逐するくらいの勢いで読みました。酷いときには一日四冊に迫る勢いで読んだことも!
当時のおいらにとっては、浅見光彦はヒーローそのものだったと思います。
人生に影響を与えた人物(架空を含む)をあげろといわれたら、彼は五本指に余裕で入ります。
高校を卒業して大学に入ると古典に興味を持ち始め、コナンドイルやアガサ・クリスティーに手を出し、最終的にはエラリー・クイーンにたどり着きました。この辺も結構影響を受けています。
そしてこの頃は、京極夏彦にかぶれた時期でもあります。あんな辞書みたいな本をよく読んだよなと今でも思います。
あの頃が一番読書欲の強かった時期だったかもしれません。
就職するとビジネス本をめくるようになりました。この習慣は今でも続いています。
昔ほど本は読まなくなりましたが、たまにもーれつに読書したくなるときがあり、調子にのって5冊くらい買ってしまい、これまたもーれつに後悔することがあります…。
日頃ドタバタと忙しいので、さっと読めるビジネス本か、短編小説を選ぶことが多くなりました。
それに飽きるとたまにがっつりとした長編を読む。そんな感じでしょうか。
読書は時間つぶしにもってこいですが、自分を見つめ直す、多角的に物事を捉える・想像する力を養うという意味で、とてもためになっていると思います。
ビジネス本を読んでより良い方法を模索するのもいいですし、旅行記を読んで想いを馳せるのもいいですし、小説を読んで異次元に飛び込むのも楽しいです。
何より『本の世界に集中する』ことがとても気持ちいいし、達成感もあります。
色んなことに流されて振り回される日常生活なので、どっしりと構えて集中できる読書時間は、かけがえのない大切な時間です。